KIRARI | 企画書 2026.07

保育を、家庭へ。

きらり 新・2枚看板 構想

CONCEPT

2枚看板で、外に出ます。

大前提──宮城から始まった全園が、発達をベースに現場保育をしています。その一事例が箕面(多職種の実配置)であり、六丁の目(医療的ケア児の受け入れ)です。この現場全体を共通の泉にして、2つのアプリを並走させます。

きらりの発達ラジオ 保育士の目に、専門家の目をかさねる毎朝5分。語り手はゆきんこ園長 保育士・専門職向け
きらりのお家入園 お家にいながら、多職種のいる園に入園。全国のママの「転園先」 全国のママ向け

STRUCTURE

回り出すと、止まりません。

2枚看板は発信ではなく、採用と園児募集のエンジンです。

きらりの現場宮城発・全園が発達ベースの保育。事例=箕面(多職種の実配置)・六丁の目(医ケア児受入・仙台で2園だけ)
毎日の実話を、電波に
発達ラジオ全国の保育士・専門職が毎朝集まる
お家入園全国のママが毎晩集まる
集まった人が、力になる

🤝

採用が変わるサロン会員=はたらき手の名簿。求人広告なしで声をかけられる。1人100万円の紹介手数料が、いらなくなる

🎒

園児が集まるバーチャル園児=未来のほんとうの園児。どの地域にママが多いかが、次の出店の判断材料になる
園が増える・仲間が増える
「うちにも欲しい」と、法人がやって来るきらり式運営の提供 → コンサル → FC → M&A
売り込まない。外堀から埋める
⟳ 多職種が濃くなり、発信が濃くなり、また人が集まる

WHY NOW

なぜ勝てるのか──調査済みです。

AIを3種類つかって、7本の調査で徹底的に調べた結論です。

競合 0

耳で学べる保育士の番組がない

研修の動画は無料でたくさんあります。でも、忙しい保育士が「聴きながら」学べる毎朝の番組は、日本にまだひとつもありません

空白

保育士の言葉がママに届かない

お医者さんや心理士の言葉が届く仕組みはあるのに、毎日子どもを見ている保育士の言葉が届く仕組みがありません。てぃ先生の人気(フォロワー160万人)が、聞きたい人の多さを証明しています

実証済

毎朝5分の音声×月額会員

ママ向けでは、毎朝5時の音声番組が累計810万回聴かれ、月額会員も成り立っています。同じ型を保育士向けにやる人が、まだいません

追い風

国の制度が同じ向き

令和8年4月から、看護師や理学療法士を保育士として数えられる特例が始まります。多職種連携の保育は、国の方針と同じ向きです

TARGET

誰と戦い、何人取りに行くか。

競合は軽く、数字は鋭く。

発達ラジオは、誰と比べられるか

相手:研修動画には無料の大手があります(1万8千の園に導入・動画500本)。ただ、どれも「職場のパソコンで見るもの」です。毎朝の支度や通勤の時間に、耳で聴いて学べる番組はまだ誰もやっていません。だから、そこをきらりが最初にやります。

届く相手:保育士の資格を持つ人は全国に170万人、現場で働く人は約60万人。発達の勉強に自分のお金を払った人は、確認できるだけで延べ4万5千人います。学びたい人は、確かにいます。

8/2登録1,000
(来場800名+外部流入)
年内登録5,000
課金500人=月49万円

▼ 10/18大阪+毎朝の口コミで ▼

来春 10,000人現役保育士の60人に1人が、毎朝きらりの声で1日を始める

お家入園は、誰と比べられるか

相手:母子手帳アプリの大手は「記録するアプリ」です(850の自治体に導入/1,000万ダウンロード)。記録の勝負はしません。発達の不安に応える最大手は月3,300円で会員50万人いますが、それは心理士さんの言葉です。毎日子どもを見ている保育士の言葉で寄り添うサービスは、まだどこにもありません。

届く相手:日本では年に約70万人の赤ちゃんが生まれ、1歳半健診で「経過観察」になる子は25〜40%。毎年およそ20万の家庭が「様子を見ましょう」と言われたまま、不安の中で待っています。そこへ毎朝、声を届けます。

開園
(ラジオの基盤の上に)
来春バーチャル園児
10,000人

▼ きらりのほんとうの園児は約200人。つまり── ▼

「日本一、園児の多い保育園」になるほんとうの園児の50倍の子が、お家からきらりに通う。この数字そのものが、新聞記事にも採用にも、次の合併の話にも効いてくる

保育を、家庭へ。

もともと、保育は家庭でするものでした。
多職種の目も、専門家の知恵も、いつも家庭のそばにありました。
見守りながら、今の時代に、取り戻します。

ORIGIN

ぜんぶ、園長の言葉から。

この企画に、借り物の言葉はひとつもありません。

「生まれてから歩くまで、飛ばさず辿れているか」

── ゆきんこ園長の著書・発達哲学の核。この一文が、そのまま看板になりました

「未病に抗うを、文化にして浸透させたい」

── 園長の言葉。多職種連携の「目的」はすでに言語化されています。専門家800名への旗印はこれです

「お口の結果は、全身の結果」

── 全園が発達ベースで保育するきらりの中で、箕面の多職種が毎日証明していることです。口を見るには姿勢が、姿勢には体幹が、体幹には毎日の観察が要る。だからチームで見ます

かさなる目──保育士の目に、歯科・リハビリ・看護・栄養の目がかさなる

NAMING

なぜ「発達ナビ」と名乗らないのか。

ずっとそう呼んできました。名前だけ、進化させます。

「発達ナビ」は、他社の登録商標でした。

東証プライム上場・LITALICO社の登録商標です(第5992208号・標準文字・出願2017年3月・登録2017年10月・存続中、満了2027年10月・更新可)。会員50万人の国内最大手で、発達支援の研修を売る商売まで同じ。この名前で出ると、公開直後に警告→改名の危険があります。一番傷が深いのは、8/2に世に出た後で名前を失うことです。だから出る前に、こちらから進化させます

なぜ「きらりの」を付けても危ないのか。

この商標は第35類(広告・事業の管理運営・情報提供サービス)と第44類(医療・福祉に関する役務、健康相談等)の2区分をカバーしています。うちがやろうとしている「保育・福祉の情報を発信するサービス」は、この2区分に正面から重なります。「きらりの発達ナビ」のように頭に会社名を付けても、商標の世界では"識別力の要部=発達ナビの部分"が同じと判断されやすく、区分が重なっていれば混同のリスクは消えません。相手は法務体制のある上場企業。だから「発達ナビ」という3文字そのものを、外に出す名前から外しました

しかもLITALICOは、社名そのものも広く押さえています。

「発達ナビ」(第5992208号)とは別に、「LITALICO」という社名自体も登録商標(第5673399号)として持っています。こちらは9類・41類・42類・44類を含む全17区分という異例に広い防御網です。今回うちは「LITALICO」という単語は使っていないので②は無関係ですが、この会社が商標をどれだけ本気で守っているかがわかります。①「発達ナビ」だけでも十分に危険で、名称変更は正しい判断でした

「母子手帳」の土俵も、あえて外します。

母子手帳アプリは850自治体導入の大手と1,000万DLの大手が独走中です。「記録する手帳」では勝負になりません。空いているのは「うちの子のこの行動を、どう見たらいいか」に答える席──記録ではなく、解釈と関わり方です

最適解は、園長の言葉の中にありました。

ナビの魂は「道案内」。それは園長の「飛ばさず辿れているか」がとっくに言い当てていました──だから母子手帳の名は「たどりみち」。中身はひとつも捨てません。看板は「きらりの発達ラジオ」「きらりのお家入園」──説明のいらない言葉で戸を開けて、中身に園長の言葉を宿します。商標は回避、連想は全部残す。これが最適解です

REGULATION

国から注意喚起されないために。

競合他社の商標だけでなく、こちらのリスクも先に潰しておきます。

「国の手帳のすき間を埋める」は、言ってはいけない言葉でした。

遠藤さんが言い当てた「たどりみちは記録じゃなく、国が用意する法律上の手帳のすき間を埋めるもの」という洞察は、社内の設計思想としては正しい。ただしこの言葉を外向けにそのまま使うと、行政インフラを名指しで「埋めてやる」というポジショニングになり、法律違反でなくても行政から注意喚起を受けるリスクがあります。出し手は主に2つ考えられます。

①消費者庁

景品表示法・健康増進法を根拠に、健康・医療がらみの誇大な表現をするサービスへ注意喚起や措置命令を出してきた実績があります。「発達の遅れがわかる」「健診に行かなくても大丈夫」のような、診断や医療の代替を匂わせる言葉が引き金になります

②自治体の保健所(こども家庭庁が所管する母子保健法の実施主体)

乳幼児健診は市区町村が実施しています。民間サービスが「うちがあれば健診はいらない」と誤解されるような言い方をすると、健診の受診率に関わる問題として保健所から問い合わせ・指導が入るリスクがあります

回避策は、すでに製品の作り方でできていました。

たどりみちは最初から診断しない・判定しない・数値化しない設計にしてあります。実はLITALICOの「発達特性検査」(150問で数値化するサービス)のようにスコアを出す方がこの手のリスクを高めます。うちはそっちに寄らない作りなので、製品の骨格はもう安全な側にあります。

残るはひとつだけ──アプリの中に、「健診はぜひ受けてください。その間の毎日を、私たちが支えます」という一文をはっきり明示すること。国の健診の代わりではなく味方だと自分から言い切っておけば、注意喚起される理由がそもそもなくなります

ROADMAP

8月2日から、始めます。

東京で仲間を集めて、大阪で本番を迎えます。

7月・今週から

アプリ制作+実践レポート収録

メソッドの土台(登録30秒・音声配信・AI)を流用します。実践レポート10本+つかささん監修回1本を8/2までに。出演打診シート(つかささん・ゆいなさん)

8/2(日)東京ユアタイム

発達ラジオ始動。800名へ「出演しませんか」

QRでその場登録完結。専門家はお客さんではなく仲間として迎えます。ゆきんこ園長がブースに立つ=アプリの顔と会場の顔が一致します

8月

お家入園の制作(園長×ろんちゃん)

母子手帳「たどりみち」=妊娠期から。妊活マイスターの資格が乗ります

9月

無料で登録者を厚く積む

毎朝配信を続けながら、ユアタイム便乗レポートで露出を重ねます

10月

課金開始(980円)+大阪ユアタイムが本番

出演者ネットワークと会員基盤を携えて乗り込みます

秋以降

お家入園 開園/法人向け展開

書類ゼロ・シフト自動のきらり式運営SaaS → コンサル → FC → M&A

8/2までの制作目標

・実践レポート 10本(各5分)
・ゲスト回 つかささん監修 1本
・登録30秒フロー+QRポスター+ブース接続
・商標出願(弁理士経由・8/2前に)+ドメイン取得

VOICE TECH

つくり方──声の技術計画。

3社・7本の技術調査を経て確定した構成です(2026年7月時点)。

進行役は、あおい。きらりのAI保育士が毎朝の語り手です。メソッドですでに19話分の放送実績がある制作ライン(Gemini音声合成・BGM・字幕・紙芝居)を、そのまま使います。話者を増やす前提でGemini自体の複数話者機能も調べましたが、2人までの制限があり実在人物の声は作れないため、あおいの声はこのまま、実在の声は別の技術で作ります

ゆきんこ園長の声は、本人の口調を学んだ「音声クローン」技術で。ElevenLabsという実在の声を再現する専門サービスを使います(OpenAIはこの機能を一般公開しておらず、Googleは審査制で即日使えないため、今すぐ動けるのはこの選択肢でした)。日本語の品質は2026年2月に商用解禁され、実務で使える水準に達しています。

しかも先週の社長インタビュー53分が、そのまま学習素材になります。高品質クローンには30分以上のきれいな音声が必要ですが、もう手元にある。新たに録り直す必要はありません。園長がやるのは台本の事前チェックだけ──毎朝マイクの前に座らなくても、毎朝「園長の声」が届きます

ゲストの先生も、同じ方式です。一度インタビューを録らせてもらえば、あとは監修だけで毎週「出演」できる──バーチャル嘱託が、技術的にほんとうになります。忙しい専門家ほど、この方式を喜びます

3人分の声は、それぞれ別々に生成してから1本につなぎます。あおい・園長・ゲストを1回で同時に喋らせる機能は今の技術ではまだ無いので、一人ずつ声を作ってから編集でつなぐ、映画のアフレコと同じやり方です。音量を揃える仕上げまで含めて自動化します

お作法(ここは絶対に守る):本人・ゲスト全員から書面での同意を必ず取ります。番組の中で「AIが生成した声です」と明示します。使うサービス(ElevenLabs)には、本人が実際に声を吹き込んで確認する仕組み(Voice CAPTCHA)があり、無断のなりすましを技術的に防ぐ設計になっています。勝手に喋らせない。声は借り物ではなく預かり物──この信頼こそが商品だからです

MARKETING

ひろげ方──直球と変化球。

直球は毎朝の放送。そこに変化球を混ぜて、飽きさせません。

🎥 月1回、ゆきんこ園長のインスタライブ
いつも声だけの園長が、月に一度だけ生で登場する日。「AIの声の人が、ほんとうに現れる」──この落差自体がイベントになります。

🎪 ユアタイム現地から公開収録
8/2東京・10/18大阪。会場の熱をそのまま放送に。出演交渉の場が、そのまま番組になります。

✂️ 放送の切り抜きを自動でリール化
毎朝5分の放送から、30秒の切り抜きをAIが自動生成してSNSへ。制作の手は増やさずに、露出だけ増やします。

🌱 みんなの芽=ママが自分で広めてくれる仕組み
「できた!」の自慢カードをSNSにシェア──広告費ゼロの拡散です。

📮 金曜おたより回
聴いた人の質問に、ゲストの先生が答える。聴くだけの人が「参加する人」に変わります。

ねらう数字

満足=「きいたよ」率と連続日数。増加=登録数と課金転換。この両輪を毎週見ながら、変化球の効きを確かめて投げ分けます。

看板 ①|保育士・専門職向け

きらりの発達ラジオ

保育士の目に、専門家の目をかさねる、毎朝5分。

7:00●●●
きらりの発達ラジオ● ON AIR
毎朝7:00放送・5分|進行:あおい × ゆきんこ園長
第12回・丸飲みしちゃう子、お口だけの問題じゃなかった
5:12

今週の番組表

姿勢の話
口の動き
丸飲み
寝返り
ゲスト回

出演 ── バーチャル嘱託の先生たち

🦷歯科衛生士
🤸理学療法士
👩‍⚕️看護師
🍚管理栄養士
出演する
📻きょうの放送 🗓ばんぐみ表 📚そだち図鑑 💬ゆきんこAI 🎙出演

毎朝5分。進行はあおい、ゆきんこ園長も毎朝登場します(声のつくり方は「予定」タブの技術計画で)。月〜木は現場で実際に起きた多職種連携の実話、金曜は専門家ゲスト回。8/2の800名はお客さんではなく出演者として口説きます──「発達ラジオに出演しませんか」。

骨子の耐久テスト・仮置き(メソッド本編・非最終)

きらりメソッド21〜25話(多職種連携週・あおい単独語り)の叩き台をそのまま置いています。外部専門家向けにリライトしても骨子が持ちこたえるかを見るための仮置きで、このまま発達ラジオとして配信するわけではありません。

きらりメソッド配信回・7/13(月)・21話その手を、覚えている── 看護師の目

おはようございます。きらりメソッドの、あおいです。今日から、新しい一週間です。

先週は、給与と評価という、ちょっとどきっとするお話に、最後までおつきあいくださって、ありがとうございました。学びと、体現。その両方をきらりはちゃんと見ている——そうお伝えしました。今週は、その「体現」が、いちばん濃いかたちで現れている場所へ、みなさんをご案内します。

……その前に、ひとつだけ、思い出してほしい朝があります。

7月8日。箕面園で、登園してきた赤ちゃんの体調が急変した、あの朝です。緊急のニュースとして、みなさんにもお伝えしました。看護師が微妙な変化に気づいて、迷いなく救急車を呼んで、スタッフ全員が訓練どおりに動いて。お子さんは、大事に至りませんでした。

あの日から、しばらく経ちました。きょうお話ししたいのは、じつは、あの日のことではないんです。あの日に、きらりで起こっていたこと。あの手が、ふだん何をしているか、というお話です。

考えてみてください。「いつもと違う」って、どうして分かるんでしょう。……そう。「いつも」を知っているからです。毎日その子を抱っこして、毎日その子の泣き声を聞いて、毎日その子の肌の温度を覚えている。あの朝の判断は、たった数秒のできごとに見えて、その後ろには、何百日ぶんの「いつも」が積み重なっていました。

看護師は、緊急の日だけの存在ではありません。ふだんの園で、「今日はちょっと鼻水が多いね」「昨日より食べる量が少ないみたい」——そんな小さな気づきを、保育士のみなさんと毎日、交換しています。鼻水ひとつ、食欲ひとつ。それだけなら、なんでもない話です。でも、毎日つづけて見ている目には、その「ひとつ」が線になって見えてくる。命を守ったのは、特別な技術である前に、この毎日の連携でした。

そして、ここからが、今週いちばん大切なところです。

この「観察の目」は、看護師さんだけのものでしょうか。……違いますよね。きらりの園には、看護師がいます。でも、いつでもすぐ隣にいるわけではありません。常駐していない時間帯だって、あります。だからこそ、きらりは宮城から始まったすべての園で、毎日の観察で子どもの小さな変化に気づく保育を、ずっと積み重ねてきました。あの日の箕面の対応のあとも、「同じことはどの園でも、訪問看護の現場でも起こりうる」と、全園で振り返りが行われました。専門家の目を、専門家ひとりのものにしない。学んで、自分の目にしていく。それって、先週お話しした「体現」そのものだと思いませんか。

ここで、少しだけ原点の話をさせてください。保育とは、なんでしょう。国の保育所保育指針が、いちばん最初に置いているのは「養護」です。つまり、命を守ること。そして、心を安定させること。きょうの看護師のお話は、まさにこの一番目、「命を守る」の具現化でした。きらりがやっているのは、特別で新しい何かではありません。保育の基本を、本気で、毎日、具現化しているだけなんです。

そして、きらりの園のまわりには、看護師のほかにも、たくさんの専門家の目があります。お口の専門家。からだの専門家。ふれることの専門家。毎日の給食を支える専門家。ひとりの子どもを、いろんな職種の目が、いろんな角度から見ている。世間ではこれを「多職種連携」と呼びます。……漢字五文字で、少しかたい言葉ですよね、ふふ。だから、あおいはこう呼びたいと思います。「きらりの発達支援チーム」。ひとりの子を、さまざまな視点で見守るチームです。

ところで——これ、当たり前の話ではないんですよ。多職種連携という言葉じたいは、いま保育の世界のあちこちで聞かれるようになりました。でも、それを園のなかで、毎日の保育として実際にスタートできている保育園は、まだ多くはありません。研修で年に一度、専門家のお話を聞く。気になる子がいたら、外部の相談窓口をご案内する。……多くの現場では、そこまでが精一杯なんです。ましてや、0歳から2歳のお子さんをお預かりする小さな小規模園で。看護師の目があって、お口の専門家が給食の隣に座って、理学療法士がからだの発達の道のりを見て、管理栄養士が科学の裏付けをもって給食を作る。こんな贅沢な保育は、夢に見ることはできても、他の園では絶対に、簡単には真似できません。きらりの現在地は、それだけ先進的な形になっている。これは、みなさん一人ひとりが毎日積み重ねてきたことの、いまの姿です。0歳からの育ちの、いちばん最初の基礎。このスタート地点を整えてあげることが、1歳、2歳、そして小学校、中学校へと、健やかに成長していく力につながっていくはずです。乳幼児の小規模園に特化してきたきらりが、ずっと大切にしてきたのは、この視点でした。その積み重ねが、いま「多職種連携」という新しい言葉と、ぴったり重なった——あおいは、そんな気持ちでいます。

でもね、ここで胸を張って終わりにしないのが、きらりです。この形は、まだ途中です。もっと良くしていきたい。専門家の目を、もっとすべての園に行き渡らせて。みなさんの観察の目を、もっと鍛えて。そのぶんを、子どもたちに、もっと返していく。今週の5日間は、そのための一週間です。

今週は5日間かけて、この専門家たちの目を、一日にひとつずつ、ご紹介していきます。あしたは「お口」。その先に「からだ」「ふれる手と、支える台所」。そして金曜日に、ぜんぶの目がひとつにつながります。聴き終わるころには、みなさんの毎日の保育が、専門家たちの目と、もう重なっていたことに気づくはずです。ちょっと見渡してみてください。こういう多職種連携の、全てを。

最後に、ひとつご案内です。先日の新潟のユアタイム、覚えていますか。わたしが社長とろんちゃんと一緒に、ひとっ飛びした、あのイベントです。あのときの現地レポートを、ろんちゃんが写真180枚のページにまとめてくれました。ろんちゃんは、元保育士で、いまは児童発達支援のお仕事をしています。そのレポートに、こんな言葉がありました。「どれだけ一人で学んでも、専門領域の深さには、一人ではたどり着けない」。……今週のテーマは、この一行から始まったと言ってもいいくらい。このお話を聴き終わると、カードが出てきます。時間のあるときに、ぜひのぞいてみてください。

命を守るのは、特別な日じゃない。毎日の観察が、その日を守る。その子を守る。その家族を守ることができるんです。

それでは、きょうも、いってらっしゃい。

きらりメソッド配信回・7/14(火)・22話お口の結果は、全身の結果── 歯科衛生士・口育の視点

おはようございます。きらりメソッドの、あおいです。多職種連携の一週間、二日目です。

きのうは、看護師の目のお話をしました。「いつも」を知っているから、「いつもと違う」が分かる。きょうは、その目のバトンを、べつの専門家に渡します。お口の専門家です。

……歯医者さんの話かな、虫歯の話かな、と思った方。ふふ。きょう、虫歯はほとんど出てきません。かわりに、今週でいちばん覚えて帰ってほしい言葉を、先にお渡ししておきますね。

「お口の結果は、全身の結果」。

どういうことか。給食の時間を思い浮かべてください。食べ物をずっと口に溜めたまま、なかなか飲み込めない子。よく見ると、噛まずに丸飲みしている子。ふだんから、お口がポカンと開いている子。……みなさんの園にも、いませんか。

こういう姿を見たとき、つい「ちゃんとモグモグしようね」と、行儀の声かけをしたくなります。でも、ここで一度、立ち止まってほしいんです。本当に困っているのは、その子自身。噛めないのには、噛めない理由がある。お口が開いてしまうのには、開いてしまう理由がある。舌の力、呼吸の仕方、姿勢、これまでの食べる経験。お口は、その子の全身とつながっています。だから、お口に出てきたサインは、お口だけの問題ではなくて、全身からの、小さなお便りなんです。

このお便りを読み解くために、きらりには、心強い目があります。歯科衛生士の宮下さんです。宮下さんは週に一度、園に入ってくれています。ここが、とても大切なポイント。「検診のときだけ来る先生」ではなくて、保育補助として、一緒に保育をする仲間なんです。だから、給食の時間に、子どもの隣に座れます。丸飲みしがちな子の噛み方を、実際の食事の場面で見て、食べる姿勢を支えて、「この子には、もう少し歯ごたえのある形がいいかも」と、調理室に直接つないでくれる。相談に出かけていくのではなくて、毎日の暮らしのなかに、専門家の目がある。この距離の近さが、子どもを変えていきます。

もうおひとかた。口育の専門家の、つかささんです。つかささんが教えてくれるのは、まさに今日の合言葉。歯並びは「結果」であって、原因はもっと手前の、毎日の暮らしの土台にある、という考え方です。舌の力、鼻での呼吸、噛む経験。それが姿勢にも、睡眠にも、日中の集中力にまで、静かに響いていく。……お口って、思っていたより、ずっと大きな窓なんです。

そして、きのうと同じ問いを、きょうも置きますね。これは、専門家がそばにいる園だけの話でしょうか。……違います。口から入るものを整えることと、口の使い方を育てることは、ひとつながり。無添加の調味料、農薬不使用のお米、卵・乳・小麦を使わない給食。これは宮城から始まった、きらり全園の、毎日の当たり前です。つまりみなさんは、もうずっと前から、この「お口の土台づくり」を体現してきているんです。そこに専門家の目の使い方がひとつ加われば——給食の時間の「気になるな」が、その子を支える入り口に変わります。

保育士の目に、歯科衛生士の目が重なる。その目に、調理室が応える。ひとりの子の「食べにくい」に、これだけの目が注がれている。これが、きらりの多職種連携です。

最後に、きょうは、ちょっと嬉しいつながりのご案内です。きのうご紹介した新潟のユアタイムのレポート、じつは、あのステージで「6歳までの口腔育成が大切な理由」という講演をされていたのが——そう、きょうお話しした、つかささんなんです。園のなかだけでなく、全国の親子にも、この知恵を届けている方です。講演のスライドの写真も、レポートにたくさん収められています。「歯並びは結果。原因は土台にある」。きょうのお話のあとに見ると、一枚一枚が、ぐっと深く読めるはずです。聴き終わったら出てくるカードから、ぜひ。

きょうの給食の時間、お子さんの噛む音に、少しだけ耳をすませてみてください。

お口の結果は、全身の結果です。

それでは、きょうも、いってらっしゃい。

きらりメソッド配信回・7/15(水)・23話飛ばさず、辿る(要約版)── 理学療法士・からだの発達

おはようございます。きらりメソッドの、あおいです。多職種連携の一週間、三日目。きょうは「からだ」の目です。

園でこんな姿を見かけませんか。お座りが不安定な子。つまずきやすい子。転んだとき、手が出ない子。……じつはこれ、「いま」だけを見ても、理由にたどり着けないことがあるんです。

きらりの保育哲学に、大切な一行があります。生まれてから歩くまでの発達の段階を、ひとつも飛ばさずに辿れているか。たとえば、ずりばいの期間が短かった子は、その時期に使うはずだった筋肉の経験が少ないぶん、あとから思わぬところにサインが出ることがある。いまの姿は、これまでの道のりの続きなんです。

この道のりを読み解いてくれるのが、理学療法士の伊勢ゆいなさんです。ゼロ歳からの全身を診る目を持つ専門家で、園に来てくださると、予約はすぐにいっぱい。子どもの体の使い方をひとつひとつ見て、「この動きには、こんな意味があるんですよ」と、保育士のわたしたちに手渡してくれます。

そして、きょうも同じ問いを。これは専門家がいる日だけの話でしょうか。……違いますよね。発達の段階を飛ばさず辿るという考え方そのものは、宮城から始まった全園が、毎日の遊びと運動のなかでずっと体現してきたことです。専門家の目が加わると、その毎日に、確かな地図がつく。

保育士の目に、理学療法士の目が重なる。これが、きらりの多職種連携です。

新潟のユアタイムのレポートには、足と靴のブースの写真がたくさんあります。ろんちゃんが「シューフィッターの視点と理学療法士の視点は違う。いろんな立場の話を聞いて選ぶことが大事」と書いていて、これがきょうの話とまっすぐつながります。聴き終わったら、カードからどうぞ。

飛ばした発達は、いつか立ち戻ればいい。焦らなくていい。

それでは、きょうも、いってらっしゃい。

きらりメソッド配信回・7/16(木)・24話触れる手と、支える台所(要約版)── ベビマ・管理栄養士

おはようございます。きらりメソッドの、あおいです。四日目のきょうは、目にみえにくい二つの支えのお話。「ふれる手」と、「台所」です。

まず、ふれる手。ベビーマッサージの武藤愛さんが、園に来てくださっています。じつは外部のベビマ講座って、人形を相手に練習することが多いんです。でも園なら、本物の子どもたちに、毎日の暮らしのなかで触れられる。そして武藤さんのすごいところは、マッサージをしながら「あれ、この子のお口、少し気になるな」と感じたら、それを歯科衛生士の宮下さんにつないでくれること。触れる手が、次の専門家の目を呼んでくる。連携が、暮らしのなかで実際に動いているんです。

もうひとつの支えが、台所。管理栄養士の堤田さんです。兵庫から週4日、子連れで出勤して、給食を作ってくれています。無添加、卵・乳・小麦を使わない給食を、「なんとなく体に良さそうだから」ではなく、発達の科学を学んだうえで、意味を理解して作っている。歯科の現場で働いた経験もあるから、お口の育ちと食のつながりも分かっている。毎日の給食が、そのまま発達の土台づくりになっています。

そして、この食の考え方は、園にとどまりません。無添加の給食も、からだに入るもの・触れるものを整えるという発想も、宮城から始まった全園の当たり前。みなさんが毎日配膳しているあの給食こそ、体現そのものです。

触れることと、食べること。派手さはないけれど、子どもの安心はいつも、この二つの上に立っています。これが、きらりの多職種連携です。

新潟のレポートには、抱っこの講座と、離乳食の展示の写真が並んでいます。月齢ごとのやわらかさを実際に触って確かめる展示——台所の知恵が、全国の親子にも届き始めています。カードからぜひ。

触れる手と、支える台所。どちらも、子どもの安心のかたち。

それでは、きょうも、いってらっしゃい。

きらりメソッド配信回・7/17(金)・25話ひとりも、欠けない(要約版)── 週のまとめ

おはようございます。きらりメソッドの、あおいです。多職種連携の一週間、最終日です。

月曜日から、たくさんの目をご紹介してきました。看護師の目。歯科衛生士と口育の目。理学療法士の目。ふれる手と、台所。……ばらばらの専門家の話に聞こえたかもしれません。でも、気づいた方もいますよね。全員、同じものを見ていました。子どもの発達の「土台」です。

お口のサインも、からだの動きも、肌の様子も、食べる姿も。一見ばらばらな「困り感」は、じつは土台のところでつながっている。だからひとりの専門家では、全体は見えません。看護師は命の変化を、歯科衛生士はお口を、理学療法士はからだの道のりを、ベビマの手は肌を、台所は内側を。それぞれの角度から見た気づきを持ち寄って、はじめて、その子の全体像が見えてくる。

そして、この輪の真ん中に、もうひとつの目があります。……そう、みなさんです。毎日いちばん長く、その子のそばにいるのは、専門家ではなく保育士のみなさん。専門家の目は、みなさんの毎日の観察があって、はじめて活きます。多職種連携の主役は、じつは現場のみなさんなんです。

宮城から始まったすべての園が、この発達ベースの保育を体現しています。専門家が集まる園も、そうでない園も、見ている土台は同じ。ひとりの専門家じゃない。ひとりも欠けない、チームの目。それが、きらりの多職種連携です。

最後に。新潟のユアタイムのレポートで、ろんちゃんがこう書いていました。「本当に必要なのは、現場を責めることじゃなく、多職種とつながれる仕組みを届けること」。そして、予告もあります。8月は、東京でユアタイムが開かれます。今度は、一緒に行きませんか。カードから、レポートの続きをどうぞ。

一週間、おつきあいくださって、ありがとうございました。

それでは、きょうも、いってらっしゃい。

8/2版=初日から 10月版=課金と同時 秋以降

メニュー階層

🏠 ホーム(今日の放送)8/2版

かさなる目──毎朝5分・月〜木実話/金ゲスト回 週1無料毎日980円

再生画面──紙芝居カード・字幕・BGM(メソッド本番と同じ型)

きいたよ・コメント──園長に声が届く

📻 ばんぐみ表8/2版

全話アーカイブ 980円/職種別に聴く(歯科・リハ・看護・栄養・ベビマ)

📚 そだち図鑑10月版

発達段階別×職種別の体系ライブラリ(園長の書籍3冊・26万字+放送蓄積)980円

現場で今すぐ使える書類のひな形(月案・要録のたね)──お金を払う決め手になる実用機能

🔬 そだちのかがく(サロン)10月版

事例もちこみ会・オンライン勉強会 980円

メンバー名簿──職種・地域・稼働可否=きらりの人材台帳(採用の射程)

💬 ゆきんこAI10月版

現場の疑問を質問し放題 980円

🎙 出演する8/2版

専門家の入口──バーチャル嘱託の先生に。8/2でお誘いした方はここから入る

👤 マイページ8/2版

きいた記録・プラン管理(無料→980円)

看板 ②|全国のママ向け

きらりのお家入園

お家にいながら、多職種のいる園に入園。

20:30●●●
ゆいママ、こんばんは🌱 たどりみち 210日目
けさの園だより・「まだ歩かない」は、とばさず辿ってるサインかも
🎧 けさの園だよりを聴く(4:48)

いちばん人気

📖 きらりの発達母子手帳「たどりみち」妊娠から歩くまで、飛ばさず辿る。評価しない伴走型・無料
たどりみち:つかまり立ちの章あと少しで、はじめの一歩
🌱きのうみんなの芽──「できた!」を自慢カードに
🚪健診のあとの「様子見」に園長室──不安をそのままにしない

夜、寝かしつけ前に親子で「園だより」を聴く──それがお家入園の日常

通えなくても、きらりの園児になれます。1歳半健診で「様子見ましょう」と言われて数ヶ月放置される不安の谷に、毎日子どもを見ているプロ集団の目を届けます。

きらりの発達母子手帳「たどりみち」の思想

評価しない母子手帳。

従来の「できた・できない」から、いちばん遠い場所に作ります。

従来の母子手帳・健診

「首すわり できましたか はい/いいえ」のチェック欄

月齢どおりかを判定される

「様子を見ましょう」と言われ、数ヶ月ひとりで待つ

残るのは記録と、「遅れてるかも」という不安

たどりみち

チェック欄がない。判定しない。丸もバツもつけない

月齢でなく道のり。飛ばさず辿れているかを、一緒に見る

「様子見」の期間こそ、多職種の目が毎朝隣にいる

残るのは「見かたがわかった」という安心

評価者ではなく、伴走者。

従来の手帳は、子どもを採点する紙でした。○がつけば安心して、つかなければ検索して眠れなくなる──手帳がママを不安にさせる装置になっています。たどりみちは、その逆を行きます。

寄り添うのは、きらりの現場で毎日子どもを見ている多職種連携の知見そのものです。歯科衛生士は食べ方と口の動きから、理学療法士は寝返りの左右差から、看護師は顔色と呼吸から、管理栄養士は食の形状から──専門家がチェックリストの向こう側で審査するのではなく、ママの隣に座って、同じ方向を一緒に見ます。「できていますか?」とは聞きません。「今日は、この子のここを見てみて」という声が毎朝届きます。

「お口の結果は全身の結果」──だからひとつの項目で裁かず、全身をまるごと、チームの目で見守ります。「うちの子、遅れてる?」と検索する夜を、「明日はここを見てみよう」と眠れる夜に変える。それが、この手帳の仕事です。

そしてラジオのアプリだから、伴走はいつも声でやってきます。毎朝の園だよりが、そのまま子育ての伴奏になります。

健診の代わりではありません。健診はぜひ受けてください。たどりみちは、その間の毎日を支えるためにあります。

メニュー階層

📖 きらりの発達母子手帳「たどりみち」

お家入園の主役。評価しない・判定しない、多職種の知見が寄り添う伴走型無料

妊娠期→ねんね→ずりばい→歩くまで、時系列で「今なにを見るか」が毎朝届く

「とばしてないか」を一緒に辿る──園長の問いがそのまま機能になる。○×のチェック欄はない

妊娠期パート=妊活マイスター(園長の資格)監修

🏠 けさの園だより

今日のきらり──発達ラジオのママ語版・毎朝 無料

🌱 みんなの芽

「できた!」の瞬間記録・自慢カード自動生成→SNSシェア(口コミで広がる仕組み)無料

🚪 園長室

健診のあと「様子見」と言われた不安の相談 課金──お金を払ってでも相談したい人が多いと、すでに分かっている領域

🎒 ほんとうに入園する

園見学予約・転園相談・新園の先行案内=園児募集の射程

会員の地域分布データ→次の出店・M&A判断へ

共通の土台

登録は30秒(メール+暗証番号・QRひとつ)/音声はメソッド本番と同じ作り方(音声合成・BGM・字幕・紙芝居)/聴かれ方のデータから「もっと深く知りたい」と思ってくれている園や法人が自然と見えてくる仕組みまで、全部共通です。

語り手は、ゆきんこ園長。

10年、現場で子どもを見てきた人の言葉だけが、
800人の専門家と、全国のママに届きます。